OCI テナンシを跨いだプライベート接続 (Part 4 - 差異比較編)

OCI Core Services

この前3回連載で各種の接続方法を紹介しましたが、今回は各方法の差異を比較してみたいと思います。

接続方法の取りまとめ

方法-1: LPG間のピアリング

Method-1: LPG (Local Peering Gateway)

ルート表の設定内容:

テナンシ紐づいているサブネット宛先ターゲット
ISV (左)Private Subnet ISV192.168.0.0/24LPG-ISV (左)
User-A (右)Private Subnet User-A10.0.0.0/24LPG-User-A (右)

方法-2: DRGアタッチメント

Method-2: DRG (Dynamic Routing Gateway)

ルート表の設定内容:

テナンシ紐づいているサブネット宛先ターゲット
ISV (左)Private Subnet ISV192.168.0.0/24DRG-ISV (左)
User-A (右)Private Subnet User-A10.0.0.0/24DRG-ISV (左)

方法-3: DRGリモート・ピアリング

Method-3: Remote Peering Connection

ルート表の設定内容:

テナンシ紐づいているサブネット宛先ターゲット
ISV (左)Private Subnet ISV192.168.0.0/24DRG-ISV (左)
User-A (右)Private Subnet User-A10.0.0.0/24DRG-User-A (右)

各方法の比較

No.利用方法リージョンを跨ぐLPG/DRG
の場所
適用場面制限事項
1LPG間のピアリングNoISVとエンドユーザ側両方エンドユーザ数が少ない場合一つのVCNに対し、LPGは最大10個
2DRGアタッチメントNoISV側のみエンドユーザ数が多い場合リージョンごと、DRGは最大5個
3DRGリモート・ピアリングYesISVとエンドユーザ側両方リージョン間の接続リージョンごと、DRGは最大5個

※、
(1) 各方法の詳細を参照したいなら、表内のリンク先へ。
(2) 制限事項に書いている数値は、ソフトリミットであり、数値を引き上げたい時、サポート・リクエストを提出していただく。
(3) LPGとDRG自体は無料で利用できる。
(4) No.2とNo.3のケースは、レガシーDRGではなく、DRGv2(アップグレードされたDRG)は必要。(※、2021年5月17日より前に作成されたDRGは、レガシー・ソフトウェアを使用しており、最新バージョンにアップグレードできる。)
(5) No.3のDRGリモート・ピアリングを利用する時、DRGアタッチメントの作成も必要(ローカルのVCNにアタッチ)。
(6) テナンシ間のデータ通信は、Outbound料金がかかるけど、毎月の無償枠は10TBである。

各方法の共通点

  • ISV(接続元)とエンドユーザ(接続先)のVCNのCIDRブログは、重複しないこと。
  • ISVとエンドユーザ両方のテナンシに、ポリシー(ルート・コンパートメントで)設定は必要。

以上

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