初めに
OCIアカウントをアクティブ化した直後、ホームリージョンがすぐに使えるようになります。他のリージョンも使いたい場合（例えば、リージョン間のDRやバックアップ）、サブスクライブする必要があります。今回は、ホームリージョンを東京、サブスクライブするリージョンを大阪とする例を紹介します。
注意点
- 管理者ユーザーで実施してください。
- Free Tierアカウントを利用している場合は、有料アカウントにアップグレードする必要があります。
- ホームリージョンは変更できません。
- 一度サブスクライブした後は解除できません。
1. リージョンの管理
OCIコンソールの上部にある現在表示されているリージョンをクリックし、「リージョンの管理」画面に進んでください。
もし、リージョンの制限値に達している場合、「サブスクライブ」ボタンがグレーになり押せなくなります。サポートリクエストで制限値を引き上げてもらう必要があります。画面上部の「制限、割当ておよび使用状況」のリンクをクリックし、STEP-2 に進んでください。
リージョンの制限値に余裕がある場合は、次のステップを飛ばして、STEP-3. 他リージョンをサブスクライブに進んでください。
2. サービス制限の更新のリクエスト (オプション)
この例では、「制限、割当ておよび使用状況」画面にリージョンの制限値が「1」となっています。つまり、現在ホームリージョンしか使えない状態です。画面上部の「サービス制限の引上げ (request a service limit increase)」のリンクをクリックし、申請画面に進んでください。
「サービス制限の更新のリクエスト」画面で必要な情報を入力し、サポートリクエストを作成します。
サービス・カテゴリー：Regions
リソース：Subscribed region count
テナンシ制限： ご要望の数値を入力
リクエストの理由：適当な理由を入力
リクエストが提出されると、「承認待ち (Pending approval)」のステータスになります。承認が下りるまで数日かかることがありますので、お待ちください。サポート・センターでステータスの変更を確認できます（次の画面はクローズ済の状態です）。
サポート・センター画面の入口：
OCIメニュー → ガバナンスと管理 → サポート → サポート・センター
サポートリクエスト（SR）には以下の3種類があります。種類によりSR番号の形式が異なります。
- テクニカル (Technical):
1桁の数値（重要度）-11桁の数値- 先頭の1桁は重要度を表します。
- 数値が小さいほど重要度が高くなります（1が最も重要度が高い）。
- 請求 (Billing): 7桁の数値
- 制限 (Limits): CAM-6桁の数値
承認完了後、「制限、割当ておよび使用状況」画面で再確認し、リージョンの制限値が「1」から「3」に引き上げられたことを確認します。
3. 他リージョンをサブスクライブ
リージョンの管理画面で「サブスクライブ」ボタンが押せるようになります。
大阪リージョンは２ページ目にあります。
「サブスクライブ」をクリックした後、完了まで数分かかります。
数分後、大阪リージョンが「サブスクライブ済」の状態になったことを確認します。
OCIコンソールに再ログインし、現在表示されているリージョンをクリックすると、大阪リージョンが追加されていることを確認できます。それをクリックすれば、リージョン間の切り替えができます。
以上