初めに
このブログでは、PowerShellスクリプトを活用して、Pythonの自動インストールを実現する方法を解説します。特に、クラウド環境での効率的なセットアップを目指す方や、Computeインスタンスの作成時に自動的にインストールしたい方にとって、一助となれば幸いです。
cloud-init スクリプトに組み込むことで、インスタンスの初期設定時に Python を自動インストールでき、手動作業を省略できます。これにより、環境構築のスピードと再現性を大幅に向上させることが可能になります。
環境情報
OS: Windows Server 2019 Standard Edition (VM)
Python バージョン: 3.14.0 (x64)
ステップ
- インストーラのダウンロード
- インストール開始（
/quiet PrependPath=1） - インストーラの削除（オプション）
#ps1_sysnative
# Define the URL of the Python installer
$InstallerFile = "python-3.14.0-amd64.exe"
$InstallerUrl = "https://www.python.org/ftp/python/3.14.0/$InstallerFile"
# Define the path where you want to save the installer
$InstallerPath = Join-Path $env:TEMP $InstallerFile
# Download the installer
$ProgressPreference = 'SilentlyContinue'
Invoke-WebRequest -Uri $InstallerUrl -OutFile $InstallerPath
# Unblock the downloaded file
Unblock-File -Path $InstallerPath
# Execute the installer silently
Start-Process -Wait -FilePath $InstallerPath -Args "/quiet PrependPath=1"
# Clean up the installer after installation (optional)
Remove-Item $InstallerPathOCI cloud-initスクリプトで使用する場合は、スクリプトの先頭に
#ps1_sysnativeを追加する必要があります。パラメータ/quiet: ユーザーインターフェイスを表示せずにインストール／アンインストールを行います。PrependPath=1: インストール・ディレクトリおよびスクリプト・ディレクトリを 環境変数 PATHに追加し、.PYを 環境変数 PATHEXT に追加します（デフォルト値はゼロ）。
インストール後の確認
PS C:\Users\opc> python -V
Python 3.14.0以上
オフィシャルドキュメント
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